運動器リハビリテーションについて
当院のリハビリテーション
リハビリテーションとは
病気・ケガ・手術後の機能回復、痛みの改善、予防などを目的とし、運動器リハビリテーションや物理療法などの最新機器を用いて各種リハビリテーション治療を行っています。
施設基準
当クリニックでは理学療法士3名と作業療法士1名が在籍しており、運動器リハビリテーション(Ⅰ)の施設基準を取得しています。
当院の理念
当クリニックにかかわるすべての人々に『健康と安心そして笑顔を』を目標にスタッフ一同頑張っています。
運動療法について
運動療法とは
医師の指示のもと、リハビリの専門職である理学療法士・作業療法士が、患者様の状態を評価し治療を行うマンツーマンのリハビリで、完全予約制となります。
尚、運動療法は院長の指示に基づいて行われます。患者様ご自身で治療部位を選択・変更することはできませんので、ご了承ください。
対象の疾患
運動器疾患
- 外傷
骨折・靭帯損傷・筋断裂およびその術後、肩関節脱臼、半月板損傷 など
- 慢性疾患
変形性関節症・五十肩・ばね指・関節拘縮・脊柱管狭窄症、関節リウマチ など
- スポーツ障害
野球肘・リトルリーガーズショルダー・ジャンパーズニー など
その他のさまざまな術後などを含めて運動器に関する各種疾患に対応しております。
当院における運動療法リハビリの流れ(初回)
- 1.医師の診察
- 医師の診察後にリハビリテーションの適応を判断し、リハビリテーション処方箋が作成し、予約を取っていただきます。
- 2.リハビリを受けるまで
- 来院時は、1階で受付をしていただき、予約票を受け取り、予約の5~15分前に2階のリハビリ室へ移動してください。
- 3.リハビリ
- 通常20分となりますが、初回はお話を伺ったり、お身体の状態を確認したりするために40分いただいています。
- 4.リハビリ終了後
- リハビリ終了後は、2階リハビリ受付へ番号票を提出し次回予約を取ってから、一階で会計を行ってください。
キャンセルポリシー
- 理学療法士・作業療法士が行う運動療法は、完全予約制となっています。
- 予約時間に遅れると、運動療法を実施できない場合があります。
- 厚生労働省の指針より、運動療法には実施できる期限があります。
期限内に回復ができるよう、予約を遵守してください。 - 予約の取得およびキャンセルは2階リハビリ室でおこないます。
- 予約の変更やキャンセルは、予定の変更が分かった時点でできるだけ早く連絡をお願いします。他にも運動器リハビリテーションを受けたい患者様がいらっしゃいますので、その方々のためにもご協力をお願いいたします。
- 連絡のないキャンセル、連続したキャンセル、長期間(1か月以上)運動療法が実施できていないなど、効果的に進められないと判断した場合は、運動療法を継続できなくなります。再度診察を受けた上で、今後の治療方針を医師と相談してください。
- 毎月初めに、リハビリテーション実施計画書作成料のお支払いが必要となります。
運動器リハビリテーションの様子
物理療法について
物理療法について
医師の指示のもと、リハビリ専用器械を使用して治療を行います。物理療法に関しては予約の必要はありません。早期回復に向け、ご都合の良い時間に週2~4回お越しください。ご都合がつけば毎日でも構いません。通院頻度が高いほうが、早い回復を期待できます。
物理療法の受付時間はこちらをご参考ください。
当院の物理療法リハビリの流れ
医師の診察後にリハビリテーションの適応を判断し、リハビリテーション処方箋が作成されます。物理療法が処方された場合は予約なく来院していただけます。来院時は、1階で受付をしていただき番号票を受け取り、2階へ移動してください。2回リハビリ受付で番号票をお見せください。また、手指の消毒をしていただきます。リハビリ終了後は、番号票を1階でお渡しいただき会計を行ってください。
尚、物理療法は院長の指示に基づいて行われます。患者様ご自身で治療方法を選択・変更することはできませんのでご了承ください。
各種機械の説明
- 低周波治療器
- 電気の刺激により、筋肉を収縮させる治療になります。血流の改善や、痛みを減らす効果が期待できます。深い部位まで刺激することができます。
- 牽引装置
- 首(頚椎)や腰(腰椎)を引っ張る治療になります。椎間板への圧力を減らしたり、狭くなった関節に圧迫されている神経の負担を減らしたりします。最新の機器は、背もたれ付きの椅子に座った状態で開始するので、リラックスして治療を受けることが出来ます。
- ベッド型マッサージ機
- 水圧を利用したマッサージにより、心地よい刺激よるリラクゼーション効果や、筋肉を柔らかくする効果が期待できます。
- ホットパック装置
- 患部を温める治療法になります。温めることにより血流が増加し、筋肉や靭帯などの組織が柔らかくなり、関節が動かしやすくなったり、痛みを減らしたりする効果があります。
- 温浴療法装置
- 温水による温熱効果に加えて、水流や気泡によりマッサージ効果が得られます。血液やリンパ液の流れの改善とともに、痛みの軽減、関節の動きの改善が期待できます。また、水流に対して軽負荷での抵抗運動が可能です。
- リカンベント・クロストレーナー
- 安全に全身運動ができる機器で、米国では心疾患のリハビリテーション施設、高齢者施設、またはフィットネス施設で導入されています。腰の負担が少ないシートポジションに設計されています。
- 四頭筋訓練機
- 大腿四頭筋は太ももの前の筋肉です。この筋肉が弱いと、歩行中に膝が自身の体重を支えられなくなりいわゆる膝崩れが生じます。歩行能力の低下を防ぐ意味でも、四頭筋訓練は重要となります。